
現在開催中のサッカー北中米W杯2026大会で、イングランド代表の試合をフォローしている方には既にお馴染みだと思いますが、今回のイングランド代表チームではオアシスの1995年の名曲「Wonderwall」が非公式のサウンドトラックと化しており、エース・ストライカーとして大活躍のハリー・ケインをはじめとする代表選手たちが皆、試合終了後に観客席のファンと共に声を合わせてこの曲を歌っている光景が見られています。そんな中、サッカーファンで知られる当のオアシスのリード・シンガー、リアム・ギャラガーが、もしもイングランド代表が今大会で決勝に進出した場合には、「Wonderwall」をライヴで披露する気マンマンだと自身のSNSで発言しました。
彼らはすでにクロアチア、パナマ、コンゴ民主共和国に勝利した後、このヒット曲を大声で歌い上げており、7月5日の決勝トーナメント2回戦ではメキシコに3対2で勝利した際にも話題になっていました。何しろその際、ケインはファンと一緒に大声で歌い過ぎて、一時的に声が出なくなってしまい(インタヴュー動画参照)、MFのジョーダン・ヘンダーソンに至っては祝勝会で歌に加わろうと走って広告看板を飛び越えようとした際に落下し、手首を負傷して残り試合の欠場が決定するという事態が起こったのです。
この試合でのチームはいささかハシャぎ過ぎだったかもしれませんが、ノエル・ギャラガーはこの曲がイングランド代表の2026年W杯のナショナル・アンセムになることを早々に承認しており、この曲は「国民みんなのもの」だと述べていました。また、ジュード・ベリンガムが歌詞を熟知している様子に「びっくりした」ことを認めました。
またリアムは、W杯の影響で英国のSpotifyにおける「Wonderwall」のストリーミング再生回数が50%急増したというニュースにも反応を示しており、あるファンがXに、イングランドが決勝に進出した暁には、ニューヨークのスタジアムに飛んで行ってこの曲をライヴで披露することが彼には「必須」の任務であると書き込んだのに対して、自分も同じことを考えていたと言うように、「さあ、どうなるかだな。俺は準備万端だぜ」と書き込んでいます。
ここ数日、彼は再三にわたって決勝戦で「Wonderwall」を生披露したいという願望を発信しており、イングランド代表キャプテンを務めるケインがメキシコ戦後に声が出なくなっている様子を受けて、「あんなに歌うの大変だよなハリー・ケイン、行けイングランド、行け “WONDERWALL”」と冷やかしたり、「俺がハリーに歌い方を教えてやるよ」と冗談めかして約束したりもしています。
メキシコ戦の前に、MFのデクラン・ライスは、イングランド代表の初戦で湧き起こった「Wonderwall」の大合唱を振り返り、「ファンと完全に一体となったような感覚」を味わったと語っていました。またケインも勝利後にこの曲を歌った時のことについて、「特に主要な国際大会において、イングランド代表のユニフォームを着て過ごした中でも、最も好きな瞬間のひとつだったと思う」とコメントしていました。
「あれはファンとの気持ちの上での結びつきを実感させてくれるもので、僕らはそれがファンにとってどれほど大切かよく分かっているし、ファンのみんなもそれが僕らにとってどれほど大切かを感じ取ってくれている。今の僕らにはそういう絆があるんだよ」と、彼は付け加えています。
イングランドの次の試合は7月11日、ベスト4進出を賭けて、ブラジルを破って勝ち上がってきたノルウェーと対戦します。