ZZトップのビリー・ギボンズ、フランク・ビアード他界後にキース・リチャーズからメールを受け取っていたことを明かす

https://youtu.be/G5A0BOleoZg

「俺たちは今、実に興味深い渦の中にいるんだ」と言うのが、自身の所属する “テキサスから来たお馴染みのバンド” の現在について語るビリー・ギボンズの表現です。「今のバンドはハイブリッド状態を楽しんでるところでね。ZZトップのレガシーは、ほんのちょっと前に強化された。俺は意図的に『強化』って言葉を使ってるんだよ、つまり何をしたって容易には壊れやしないって意味でね。たとえデッカいハンマーを持ち出して叩き壊しにかかっても、ZZトップのレガシーはきっと形状記憶状態で残るはずだよ」

ZZトップのオリジナル・ラインナップが揃うことがもはや叶わなくなっている現状を考えると、これはなかなか肝の据わった発言と言えるかも知れません。先頃ドラマーのフランク・ビアードが亡くなり、その5年前の2021年にもベースのダスティ・ヒルが亡くなって、いまやバンドの生存メンバーはギボンズただひとりです。現在、彼はベーシストのエルウッド・フランシス、ドラマーのマイケル・モナハンの傍らでエレクトリック・ギターを弾いています。

長年の相棒たちなしで活動を続けることは、ギボンズに重い精神的負担を強いるものでした。けれど、元バンド・メンバーたちがそれぞれ自ら後任を選んでくれたおかげで、その負担は幾らか和らげられたと、彼は『Texas Monthly』誌の最新インタヴューで語っています。

「衣装を着て、ステージに向かって歩きながら、どこかでかすかな不安が拭えずにいたんだ」と彼は振り返ります。「でも次の瞬間、はっとしたんだよ。『まあそうだよな、きっといつもとは少し違う感じになるだろうけど、俺はもう50年もこれを続けてきたんじゃないか。何も変える必要なんかないさ』ってね」

ギボンズは、懇意にしているミュージシャンたちから数々の応援の言葉をもらい、自分とバンドが正しい道を歩んでいることを再確認できたと語りました。

「ここ数日も、友人たちから沢山の電話やメッセージが届いてね、とても心強かったよ」と彼は言います。「キース・リチャーズからも粋なメッセージをもらったんだ。ショウ・マスト・ゴー・オンなんて言葉は一言もなかった。ただ『話は聞いたよ。俺も同じところを通って来た』、それだけだった。その言葉は俺にとって凄く大きな意味を持ってたし、随分色んなことを考えさせてくれたんだよ」

「俺にとっては、まだ太陽は沈み始めてもいないんだ」と彼は続けます。「俺にはそれが明るい光として見えてる。そこまで大した違いはないような気もするけど、でも、やっぱり違うところは違う。俺たちみんなダスティとフランクが恋しいよ。俺たちはあの二人を愛してた。あいつらは俺たちにとって全てだった。それでも、俺たちはあいつらの指示があったからこそ、バンドを続けてるんだ」