フレディ・マーキュリーがクイーン結成前から晩年に至るまでに残した歌詞などの記録をメアリー・オースティンが一冊の本として出版

今年で生誕80周年を迎えるフレディ・マーキュリーが生前手掛けた歌詞や思索のヒント、楽曲、イラストの数々が、盟友メアリー・オースティンの手でこのほどまとめられ、一冊の本として出版されることになりました。『Freddy Mercury:A Life in Lyrics with Mary Austin』と題された本書には、クイーン結成前からソロとしてのキャリアの終わりまでの間に生まれた数々の楽曲の、これまで一度も公開されたことのなかった代替版のヴァースや、書き上げられながらレコーディングされる機会のなかった楽曲なども収められています。

1991年にフレディがこの世を去った際、彼は元フィアンセであり誰よりも心を寄せていた友人、メアリー・オースティンに自身の邸宅と所有品のみならず、約20年にわたる自身の創作のアーカイヴも丸ごと託しました。クイーン結成前の、まだ曲を書き始めたばかりの頃から、ソロとしてのキャリアの終焉ぎりぎりまで、彼がノートやいたずら書きの形で遺したものの中には、例えば「Bohemian Rhapsody」のヴァースの代替案として書かれて結局ボツになったものや、何度も書き直された「Don’t Stop Me Now」の草稿、そして曲の形に整えられながらレコーディングされることのなかった楽曲も複数含まれています。

彼にとって生涯の友であったメアリーが綴る物語や思い出、秘話の数々と、これまでその多くが一般公開されたことのない、フレディのパーソナル・コレクションに収められていた写真たちに彩られた、『A Life in Lyrics』は音楽史上屈指の偉大なソングライターの創作記録の決定版であり、彼の生誕80周年となる今年、この音楽的イコンに対する素晴らしいお祝いの意味も込められているのです。

『A Life in Lyrics:Freddy Mercury with Mary Austin』はハーパー・コリンズ社より、本年9月1日発売予定です。

[共著者:メアリー・オースティンについて]
1970年、メアリー・オースティンとフレディ・マーキュリーとの出逢いは、そのまま彼らのその後の人生を形作る長く堅固な友情の始まりでした。当時19歳だった彼女はケンジントンのビバ・ストアで働いており、24歳の彼はケンジントン・マーケットの露店で自分のアート作品を売っていました。2人は4年後の1973年、クイーンがデビューしたのと同じ年のクリスマスの日に婚約します。メアリーとフレディの関係は1970年代半ばに終わりを迎えますが、その後の20年間も彼らは互いの世界の中心的な存在であり続けました。1991年にフレディが亡くなる時、彼は自邸のガーデン・ロッジと持ち物のほぼ全てをメアリーに遺し、以後彼女は愛する友人の思い出を大切に守り、またその素晴らしさを世に伝える役目を果たしています。