
https://youtu.be/_qVxpIpzeBU
米・連邦最高裁が6月24日、人工中絶の権利を認めた1973年の「ロー対ウェイド」判決を覆し、多くのアーティストが抗議の声を上げていますが、シンディ・ローパーは、1993年の曲「Sally’s Pigeons」の新ヴァージョンをリリースしました。
1993年のアルバム『Hat Full of Stars』に収録された「Sally’s Pigeons」は、10代で妊娠し、闇の中絶手術により他界したローパーの幼なじみからインスパイアされた曲で、新ヴァージョン「Sally’s Pigeons(Redux 2022)」には、ピアノとアコースティック・ギターがフィーチャーされています。
ローパーは、次の声明を発表しています。
「本日、最高裁判所が下した極端な判決により、“Sally’s Pigeons” の再録音と再リリースが、これまで以上に重要な意味を持つようになりました。私が子供だった頃、女性には生殖の自由がなく、それから50年後、私たちは自分の体をコントロールする自由が奪われたタイムワープに陥っています。 私が1991年にメアリー・チェイピン・カーペンターと書いたこの曲は、頭上を飛ぶ鳩のように羽を伸ばし、自由になることを夢見る2人の少女がテーマでしたが、当時も今も、女性にとっての自由は、残念ながら大きな代償を伴います。 私たちが自分の体をコントロール出来ないのなら、本当の自由などなく、私たちは二級市民です。 私たちは結集し、意見を伝えるべきです」