ロバータ・フラック、難病ALSのため歌えなくなったことを公表

伝説的R&Bシンガーのロバータ・フラック(85歳)が、難病の筋萎縮性側索硬化症 (ALS) と診断され、歌えなくなったことを公表しました。

ALSは、脊髄と脳の神経細胞に影響を与える進行性の神経変性疾患で、マネージャーのスザンヌ・コガは、「彼女は歌うことが不可能となり、話すことも容易ではない」と語っています。

ロバータ・フラックは、自身の生涯を描いたドキュメンタリー『Roberta Flack』が11月17日のDOC NYC映画祭で初上映されることになっており、このニュースはそのプレスリリースの中で公表されました。この映画は、来年1月24日に米TV局のPBSで放送されます。

同作には、米・公民権活動家/牧師のジェシー・ジャクソン、クリント・イーストウッド、オノ・ヨーコ、フラックに曲を提供していたユージン・マクダニエルズらのインタヴューがフィーチャーされ、フラックは、この映画が新世代の才能を刺激する存在になることを願っているそうです。

また来年1月10日には、フラックが共同執筆した子供向けの絵本『The Green Piano: How Little Me Found Music』が出版される予定で、フラックは次の声明を発表しています。

「父が私のために初めて廃品置き場から手に入れた緑色のピアノについて、子供たちに伝えることが長年の夢でした。粘り強さ、家族や友人からの励まし、自分を信じることで夢が叶うことを、子供たちに知ってもらいたいのです」