
世界で最も権威ある音楽賞の一つで、米レコーディング・アカデミーが主催する第63回グラミー賞の授賞式が、現地時間3月14日にロサンゼルスのステイプルズ・センターで開催されました。
受賞対象は、2019年9月1日から2020年8月31日までに発表された作品で、「最優秀レコード賞」は、ビリー・アイリッシュ2019年のシングル「Everything I Wanted」が受賞し、「最優秀アルバム賞」は、テイラー・スウィフト2020年のスタジオ・アルバム『Folklore』が受賞しました。
また、ビヨンセの「Black Parade」が「最優秀R&Bパフォーマンス賞」に輝き、アンダーソン・パークの「Lockdown」が「最優秀メロディック・ラップ・パフォーマンス賞」を受賞しています。
MLCニュースの常連では、ジェイムス・テイラーの『American Standard』が「最優秀トラディショナル・ポップ・ヴォーカル・アルバム賞」を受賞したほか、ジョン・プラインの「TRemember Everything」が「最優秀アメリカン・ルーツ・ソング賞」と「最優秀アメリカン・ルーツ・パフォーマンス賞」を受賞し、プライン2018年のアルバム『The Three of Forgiveness』で共演したブランディ・カーライルが、授賞式のメモリアル・コーナーで同曲のソロ・アコースティック・パフォーマンスを披露しました。
なお同コーナーでは、ブルーノ・マーズとアンダーソン・パークが故リトル・リチャードを追悼し、「Long Tall Sally」と「Good Golly Miss Molly」のパフォーマンスを行なっています。
また、リンダ・ロンシュタットのドキュメンタリー『The Sound Of My Voice』(2019年7月2日MLCニュース)が「最優秀ミュージック・フィルム賞」を受賞し、アラニス・モリセット1995年のアルバム『Jagged Little Pill』を基にした同名のブロードウェイ・ミュージカル(2019年1月29日MLCニュース)のオリジナル・キャストがレコーディングした『Jagged Little Pill』が「最優秀ミュージカル・シアター・アルバム賞」に輝いています。