
ジャーニーのニール・ショーンによると、2月に開幕するバンド結成50周年記念ツアー「Freedom」に、オリジナル・キーボーディストのグレッグ・ローリーが参加するそうです。
ローリーは1973年、ショーンらとジャーニーを共同創設した後、1980年に脱退しており、バンドと共演するのは40年以上ぶりとなります。
ショーンは昨年11月、ローリーとの写真をSNSに掲載し、「オリジナル創設メンバーの2人。僕のブラザー、グレッグ・ローリーは2023年のツアーに参加すべきだと思うが、どう思う? 彼がツアーに刺激を与えるスパイスとなり、僕らはヴァラエティに富んだ選曲が出来るだろう。皆は50周年記念ツアーではどの曲を聴きたい?」とコメント。その後1月4日のSNSで、ファンからローリーの参加について訊かれたショーンは、「今年のショウで彼に会えるよ」と返信しました。
本ページのトップで使用した画像はニール・ショーンの公式フェイスブック・ページで1月4日に投稿されたもので、そのコメント欄におけるファンとのやりとり(下画像)でローリーの参加が初めて明かされた。
しかしながら、1980年からローリーの後任としてキーボーディストを務めるジョナサン・ケインもツアーに参加する予定で、ローリーが公演の全曲で演奏するのか、特別ゲストとして出演するのかは明らかになっていませんが、ここ数か月、ショーンとケインの関係は思わしくありません。
ショーンは昨年11月、ケインが密かにジャーニーのクレジットカードを作り、バンドの資金がそこに流出していると主張、財務記録を公開するようケインに求めたものの、アクセスを拒否されたとして訴訟を起こしました。それに対しケインは、バンドのクレジットカードで多額の資金を個人的に利用しているのはショーンであり、ショーンは常にカードの明細にアクセスできたと反論。この裁判は、3月3日に予審が開かれる予定です。
また先月には、ケインがドナルド・トランプの集会でジャーニーの「Don’t Stop Believin’」を演奏したことに対し、ショーンは「ジャーニーのブランドに極めて有害である」とし、バンドの楽曲を政治的に利用しないよう、ショーンの弁護士がケインに禁止命令を送っていました。