クイーン+ポール・ロジャース、2008年のウクライナ公演をYouTubeで無料公開

Queen + Paul Rodgers: Live In Ukraine 2008. YouTube Special. Raising funds for Ukraine Relief.
https://youtu.be/PGCTQTZXGXs

クイーン+ポール・ロジャースが3月20日、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)によるウクライナ救済活動への募金に協力するため、2008年9月にウクライナのハリコフで行なった公演の映像をYouTubeで無料公開しました。

当時の公演は、ウクライナのエレナ・ピンチュク反エイズ財団(Elena Pinchuk’s Anti AIDS Foundation)からの呼びかけに応じて実現したもので、「エイズで人生を台無しにするな」のスローガンのもと、35万人もの大観衆を前にハリコフの自由広場で開催され、1,000万人以上がテレビで視聴しました。

クイーン1985年の曲「One Vision」(邦題「ひとつだけの世界」)で幕を開けた公演では、「Another One Bites The Dust」「I Want It All」「I Want To Break Free」「Crazy Little Thing Called Love」「Bohemian Rhapsody」「The Show Must Go On」「We Are The Champions」など28曲を披露しており、翌2009年には、2枚組のライヴ・アルバム『Live in Ukraine』として発売されています。

同公演については、ブライアン・メイも2月25日付のインスタで次のように綴り、ウクライナにメッセージを送っていました(3月2日MLCニュース参照)。

「ウクライナには、素晴らしかった時間の素晴らしい思い出がたくさんある。これは、2008年にハリコフの自由広場で行なった忘れられないショウの写真です。21世紀に、ウクライナ人の平和な生活が不合理に壊滅されるなど信じ難く、世界が現状をただ見守っているだけというのは耐え難いことです。親愛なる友人、皆さんのために平和を祈っています」

なお、UNHCRは、ウクライナ難民を受け入れている近隣諸国およびウクライナのチームと協力し、緊急避難所の確保や、爆撃被害を受けた家屋の修理、現金の支給、心理的サポート、高熱伝導毛布の提供などの人道的援助を行なっています。