
Ringo Starr Receives Honorary Doctorate at Berklee College of Music
https://youtu.be/f3Mf6eQB99U
リンゴ・スターが6月2日、ボストンのバークリー音楽大学から名誉博士号を授与され、スピーチの最中にドラミングのアドバイスも行ないました。
リンゴは先月、同校の卒業式で名誉博士号を授与される予定だったものの出席できず、代わりに短いビデオ・メッセージを寄せていましたが、6月2日はリンゴ・スター&ヒズ・オールスター・バンドのツアー公演がボストンで開催されるため、特別セレモニーが行なわれました。
式典に出席したリンゴは、次のように語っています。
「現実離れしていて多くは語れないけれど、僕が博士号をいただくなんてビックリです。ご存じのように、僕はただドラムを叩いているだけです。それしかしていませんが、ドラムの正しい場所を叩いていたようですね(笑)」
続いてリンゴは、ステージに置かれたドラムセットに座り、かつて子供たちに教えていた簡単なビートを披露しました。
「もしこれが出来ないのなら、『キミにはピアノの方が向いているかもしれないね』と、丁寧に伝えます。しかしながら、息子のザック(・スタースキー)に同じ事を言った数週間後、もう少し複雑なビートを教えたら、『パパ、僕それ出来るよ』と言うので、『一人でやってごらん』と言ったら、彼はかなり上手になったんです」
またリンゴは、「名誉博士号を授与されるなんて不思議なおとぎ話のようです。僕は務めていた工場でドラム演奏を始め、たまたま隣の住人がギターを弾く人で、工場の親友がベースを弾いていた。地下にいた従業員のために演奏したのが初めてのギグでしたが、人生は素晴らしい。僕はドラムが大好きです」と語り、結核の療養中に最初のドラムを手にした事にも触れました。
「そのドラムを叩いたら、熱中したんです。その瞬間からドラマーになりたいと思いました。それは僕の大きな夢で、今も続いています。永遠に続くことはないでしょうが。本当にありがとうございます。愛と平和を」