U2、ベスト・ソング40曲を新録音した新作『ソングス・オブ・サレンダー』を3/17リリース

U2が、過去の名曲40曲をリレコーディングしたニュー・アルバム3月17日に発売。また、グループの歴史をまとめた1分間の動画もアルバムのトレーラーとして公開中です。

〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

U2、ベスト・ソング40曲を新録音したニュー・アルバム『ソングス・オブ・サレンダー』を3月17日にリリース。

世界を代表するロック・バンド、U2が、ニュー・アルバム『ソングス・オブ・サレンダー』を2023年3月17日にリリースすることを発表した。40年を超えるキャリアを通して発表してきた最も重要な40曲を、過去2年間に行なわれたセッションで2023年版として新たな解釈で新録音したアルバムだ。

「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」「ワン」「ビューティフル・デイ」「サンデイ・ブラッディ・サンデイ」「ホエア・ザ・ストリーツ・ハヴ・ノー・ネーム(約束の地)」など世界中で大ヒットした代表曲の数々を音楽的に再構想すべく、新たなアレンジと、曲によっては新たな歌詞は施され、全く新しい楽曲へと生まれ変わった。

アルバムのプロデュースと編集を担当したU2のギタリスト、ジ・エッジは次のように語っている。

「音楽はタイムトラベルを可能にする。そこでこれらの曲を現代に持ち帰り、21世紀風に再構想したなら、どんな恩恵がもたらされるのか否か、それを知りたいと僕らは思い始めたのだ。

最初は一種の実験として始まった試みだったが、初期のU2の楽曲の多くが新たな解釈によって生まれ変わるうちに、気づけば僕らは夢中になっていた。ポスト・パンクの衝動は親密さにとって代わり、新たなテンポ、新たなキー、場合によっては新たなコードが試され、新たな歌詞が施された。本当に素晴らしい曲というのは、容易に破壊されないのかもしれない。

どの曲を再訪するかの選択は、まずデモを何度も作ることから始まった。僕が考えたのは、必要最小限以外のすべてを取り除いた時、それがいかに楽曲として成立するかだ。また、元々ライヴで演奏されることを想定して書かれた曲が多いので、親近感があるものにすることも大きな目的の一つだった。

そうやって録音された曲のスケッチをプロデューサーのボブ・エズリンと一緒に聴き直したところ、そのままでうまくいくと思えるものと、もっと工夫が必要なものはすぐに明らかになった。そこで全員が思ったこと。それは “少ないほど豊かである” ということだ」

新たに録音された40曲は、4人のメンバー各自の名義で4枚の “アルバム” にまとめられ、CDまたはLP 4枚組ボックスセットの形態でリリースされる。

「曲同士が互いに作用を及ぼすのを聴きながら、4枚分の曲順を決めていくのは実にわくわくする作業だった。あっと驚かれるような曲と曲の並びを見つけるのは、ちょっとしたDJ気分だった。明確な違いを持つ4枚のアルバムが出来上がったなら、それぞれにおけるリーダー的存在がどのメンバーになるのかは自ずと明らかだったよ」(ジ・エッジ)

『ソングス・オブ・サレンダー』日本盤は、40曲入・CD4枚組ボックスセット(ナンバリング入り完全生産限定盤)、40曲の中から20曲を収録したCD初回限定デラックス盤、同様に17曲を収録したCD通常盤(日本盤ボーナス・トラック1曲収録)の3形態がリリース。日本盤のみSHM-CD仕様。輸入盤の4LPボックスセット(ナンバリング入り完全生産限定盤)、LP、カセット、そしてデジタル配信でもリリースされる。

アルバムのブックレットにはジ・エッジによるライナーノーツが掲載される(日本盤は日本語訳付)。

「ビューティフル・デイ」をバックに、バンド結成からのキャリアのハイライト(例:コロラド州レッド・ロックスでのライヴ、ライヴ・エイド出演、「ホエア・ザ・ストリーツ・ハヴ・ノー・ネーム(約束の地)」MVゲリラ撮影、ベルリンの壁崩壊直後の『アクトン・ベイビー』録音など)で構成されたアルバム・トレーラーが公開されている。

U2はボノ(ヴォーカル、ギター)、ジ・エッジ(ギター)、アダム・クレイトン(ベース)、ラリー・マレン(ドラム)の4人組、結成時から不動のメンバー。1980年にデビュー・アルバムを発表、これまでに14枚のスタジオ・アルバムをリリースし、全世界アルバム・セールスは1億7,500万枚以上、グラミー賞を22回受賞している。